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こども通信使2007を終えて
今年で3回目を迎えた「こども通信使」は、さきの2回にくらべてはるかに規模が大きくなり、内容も充実したものになりました。これは中国のこどもたちを迎えたことによります。参加者は韓国のこども80名、中国のこども72名、そして日本全国から参加した82名のこどもをあわせて234名となりました。
中国のこどもを招いたのは古代の607年の第二回遣隋使派遣を記念してのことに由来を求めました。この結果、古代から近世にいたる日本列島と朝鮮半島、そして中国大陸との密接な歴史をうかびあがらせ、3つの国、民族のこどもたちに生身の人間を通してたがいの文化の共通性と違いを体験してもらうことができました。
近代になってからはこの東北アジア地域は不幸な戦争と侵略の地となりましたが、二度とそのような悲劇をおこさないためにも、こどもたちの交流の体験は貴重なものを残したと思います。未来を担うこどもたちが歴史の教訓をまなびとってくれることは大人にとっても心強いかぎりです。
国書伝達儀式のための首相官邸訪問の際にご尽力をいただいた方々、釜山・上海・西安や日本国内で温かくこどもたちを出迎えていただいた方々、そして行事の円滑な運営にご努力いただいたすべての皆様に心よりお礼を申し上げます。
21世紀の日韓こども通信使実行委員会共同代表
仲尾 宏
(京都造形芸術大学客員教授)
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立派に役割を果たした21世紀のこども通信使達に拍手!
2005年日韓友情年を契機とし、「海がつなぐ未来への絆」をテーマにスタートした本事業は、今年朝鮮通信使400周年、遣隋使1400年の節目を迎え、新たに中国西安、上海のこども達を加えた日中韓3か国の小中学生総勢約240名が、「21世紀のこども通信使」として8月17日から10日間にわたり、神戸、滋賀、東京、奈良、牛窓、鞆の浦、下関、釜山、上海、西安など、朝鮮通信使、遣隋使ゆかりの地を訪問しながら相互交流を行いました。
それぞれの母国で選考(日本は作文公募)されたこども達は、首相官邸での親書手交、奈良新公会堂における日中韓こども夢サミットでの同時通訳を介しての活発な意見交換、さらには、懇親会やホームステイ等を通じての相互理解を見事に実現してくれ、参加したこども達のアンケートには、他国に対して抱いていた先入観や誤解が払拭できただけでなく、良い面は見習いたいという素直で明るいコメントが溢れていました。
友達になるということは、まず相手を理解すること、そして本事業のテーマである“海がつなぐ未来への絆 〜 信(まこと)を通わせる友好の誓い”のように、誠実に接すれば心は必ず通じ合うということを、こども達自身によって体感してくれたことが、これからの日中韓3カ国の絆を益々強くする大きな原動力になることを確信しています。
携わって頂いた関係各位に心より感謝申し上げますとともに、このように有意義な本事業が未来永劫続きますよう、更なるご理解ご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
21世紀の日韓こども通信使実行委員会 実行委員共同代表
株式会社ジェイティービー 代表取締役社長
佐々木 隆
(代理 旅行事業本部 国際企画部長 坂元 浩)
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平和に生きていく道
平和に生きていくべきである。これは人類の念願である。この念願を実践するための情熱には8月の暑さも負けてしまった。
8月23日に日本の奈良で行われた子供サミットはその情熱をよく見せてくれた。東洋3ヶ国の子供達には言葉が問題ではなかった。表情で、身振り手振りで意思疎通は十分だった。
今は、大西洋の時代ではない。太平洋の時代でもない。アジアの時代である。アジアの3ヶ国である日本と韓国、中国の子供が一ヶ所に集まり、未来への道を開くということがどれほど大事なことであろうか。
私たちは、その場で熱い感動を感じた。そして、未来のアジアの主人公である子供達が頼りになると感じた。
このように意味のある行事が一回で終わってはいけない。過去のために、現在のために、また未来のためにつなぐべきことだと考える。目に見えなければ心も遠くなるという言葉がある。頻繁に会い、心の交流を通して平和を作り、幸せな未来を築けば、今日の子供達がしたことは歴史に残る金字塔になれるだろう。
日本と韓国、中国の子供がもう一度手をつないで、美しい私たちの未来を語ることができる機会がくることを願う。
今回の事業のために先頭に立ってくれたJTBに心から感謝を申し上げる。
朝鮮通信使文化事業会 執行委員長
姜 南周
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訪日の感想
我々はGPSなど最先端設備を備えた“新鑑真”号フェリーに乗って美しい日本へと旅立ちました。浩瀚広大な大海に向かうと、古代の先賢者達、つまりは鑑真・空海や阿倍仲麻呂などの朝鮮通信使のことを思い出しました。夢を抱いた彼等は一艘の小船に乗って危険や困難に遭遇しながらやっとの思いで海岸に辿り着き、友誼と平和を伝播しました。
延々と2,000年もの間に渡って続いてきた交流の中で、中国・日本及び韓国はお互いに学び、また互いを参考にしあって其々の国の発展や進歩を促進して参りました。長い間つちかわれた中日韓の友好関係の伝統を敬称すること、そして更に発揚させることが我々の共同責任であります。今回遣唐使1400周年、そして朝鮮通信使400周年を記念した“21世紀中日韓少年通信使実行委員会”が主催した“2007少年友好使者”のテーマ活動は、日本にて盛大に且つ厳かに行われました。中日韓から集まった約300名の少年使者達が異なる言語の障害を乗り越え、心を込めて交流をしている時、我々はそこに非常に和やかな世界を見ることができました。青少年は国家の未来であり希望であります。そしてまた中日韓友好の未来と希望でもあります。今回の活動はわずか数日間の短い時間ではありましたが、3ヶ国の少年達は様々な交流を通じて、また参観や民族文化体験などの活動を行って、それらを深く理解し、そしてまた友誼を楽しみ、非常に有意義で忘れがたい時間を過ごしました。短い時間ではありましたが、約300名の少年使者達は感動及び寛容そして友誼という平和への希望をもった種を播きました。その種はやがて土から出て、そして芽を出してすくすくと育つでしょう、そしてそれらは天を覆いつくすような友誼の林となることでしょう。
最後に、再度長い期間に渡って中日韓友好に対して貢献をしてきた“21世紀中日韓少年通信使実行委員会”に対して、そして本活動の成功に貢献してくれましたJTBに対して深謝と崇高の敬意を申し上げます。我々は手を取り合って、鑑真・遣唐使・朝鮮通信使などの精神を継承し、更に交流及び協力関係を強め、平和で繁栄したアジアを建設する為に、平和で繁栄した世界を建設する為に共に努力をして参りましょう。
ありがとうございます。
中国西安市2007少年友好使者訪日団団長
西安市旅遊局対外交流中心主任
李 小燕
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21世紀のこども通信使に対する期待
今年度は、江戸時代における朝鮮通信使が来日してから、400周年の記念すべき年を迎える中、日韓両国併せ約20箇所ものゆかりの地で、さまざまな文化交流事業が展開されました。
そのなかでも、8月に行われた日本、中国、韓国の3カ国の子供たちによるこども通信使事業は、大盛況の中に日中韓の多くのマスコミ関係者の注目を集めました。
特に22日の首相官邸での親書手交は、NHKを初め大きな反響を呼びました。
また、奈良での日中韓こども団結式とこども夢サミットや交流会では、こども達の無垢で明るい笑顔や黄色い声、元気な姿、純粋な心にふれ、託すべき21世紀の将来に光明を感じたのは、私だけではなかったと思います。
子供たちの心が一つになり、重なり合ったところには葛藤や国境などありません。
こうした感性を磨き心を養う交流体験事業は一過性のものではなく、長く続けてこそ大きな効果を生むと思われます。
まさに、21世紀型交流事業として、私ども協議会も将来を大いに期待しているところで御座います。
今回、こうした企画事業を実施されましたJTB様に、心から感謝と敬意を表しますと共に、これからも是非継続をいただきますようお願いを申し上げご挨拶と致します。
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鮮通信使縁地連絡協議会 理事長
松原 一征 |